2012年8月13日月曜日

バルドス探偵事務所再開

 バルドスは、友人のケイシーが主筆を務める「本郷新聞」に短い求人広告を載せた。「バルドス探偵事務所再開。ショーンを探す。相棒求む」。ほとんど確信に近い期待を抱きながら、バルドスは終日事務所で待っていた。
 翌日、事務所の扉を開けて一人の青年が入ってきた。バルドスの期待は裏切られなかった。表通りの光を浴びて影のように立っていたのは、あのイッペーオ・トゥリードーマだった。
 

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