2010年11月19日金曜日

いずれは機械翻訳がとって代わるのかな

のんびりとやっていた「フランツ・シュテルンバルト」の翻訳も、ようやく第一部が終わって、これで半分弱(今のところ12万3千字くらい、原稿用紙300枚とちょっと)。というわけで一区切り、というか第二部の最初がどうも難しくて少し気力が降りてこない。

そもそも、今回やってみて知ったこと。ティークはもちろん作家であるけれど、詩人でもあって、ゲーテやアイヒェンドルフほど天才ではないにせよ、詩もたくさん残しているのに(Wikipedia DeではDichter, Enではpoetが紹介文の最初の肩書きになっているほど)、参考にしうる翻訳が全然見つからない。まあ、頑張ってロマン派詩集みたいなものを漁りに漁ればいく編かは見つかるのかもしれないけど、今探しているのは、小説内に収められた、必ずしも出来のいいとは限らない作中詩なのでちょっと難しいだろうな。

そんなわけで、暗中模索。それでもコツコツとやっているのですが、いつかこれを踏まえてきっと誰かがもっといい訳を生み出してくれたら、などという言い訳をすでにもうしつつあったり。そうは言っても、たまには難読の場所を必死に読んで正しく解釈できている気もするので、その辺くらいは、次の訳者(百年後くらいかな?)にも役立つといいのだけれど。

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