暫定偏執長代行・河岸です。
編集長はもはや名ばかり、摂家将軍の方がまだしも働いていただろう…と思われる状況にあるため、上記の「偏執長」なる記述は誤記でも何でもないんだぜ!
はあ。それはそうと。
11/9~12/26の間(つまり昨日から今年いっぱい)、国立フィルムセンター(NFC)で黒澤明特集が組まれているのをご存じだろうか。全監督作品30作に加え、脚本・脚色作品20作の総計50作品が一挙上映されるという、生誕百年に相応しい好企画なのである。
じつは今年度から、国立博物館・美術館のキャンパスメンバーズ制度がNFC通常上映にも適用になっている。
したがって本学学生ならばだれでも、学生証の提示だけでタダで50作すべてを鑑賞することができるのだ(…おっと、当ブログはべつにどの大学の所属だと表明しているわけではなかったか。加盟校の学生なら、と訂正しよう)。
わりと早い時間から行列が必要だったり、マナーの悪い老人に苛立たされたりと決して快適な劇場とは言えないんだけれども、交通費だけで黒澤作品がスクリーンで観られる滅多にない機会を逃すなかれ。黒澤作品、とりわけ代表作を多く含む東宝作品はなかなか名画座ではかかりませんからね。
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ついでに書くと、神保町シアターという三省堂裏手にある名画座では11/20~12/29にかけて小津安二郎の現存する全作品を一挙上映する。こちらは一本立てで学生料金800円なりが必要となるが、やはり貴重な機会であるから通うといいだろう。
というわけで私はこれから、19:00~の「素晴らしき日曜日」を観に京橋へ移動するのである。
NFC・黒澤特集ページ
http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2010-11-12/kaisetsu.html
キャンパスメンバーズ加盟校
http://www.momat.go.jp/campus/index.html
神保町シアター・小津特集ページ
http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/ozu.html
ショーン、『素晴らしき日曜日』は昔おれも見たよ。あの有名な場面で、拍手は起こってたか?
返信削除フィルムセンターといえば、コンスタンティン爺さんと呼ばれてた常連のご老人がいたけど、今もいるのかな? いつも花の咲いた小さな植木鉢を脇に抱えているんだ。変わった爺さんだったな。
バルドス
拍手なら起こっていたな、まばら以上そこそこ未満という感じではあったけれど。
返信削除拍手が「起こった」というと他人事みたいだが、実は私も「起こした」クチでね。Хэ-хэ-хэ(ロシヤ的笑い)。